報告内容
2011年4月~5月報告
オンザロードは、東日本大地震の被災地、宮城県石巻市を中心に、支援活動を行っております。早急かつ継続的な支援のため、石巻市災害対策本部、石巻市社会福祉協議会ボランティアセンター、及び周辺地域の皆様と協力しながら、ボランティアビジッレッジを新設し、全国から集まったボランティアと共に、日々、現場での作業を続けています。
4月からの主な作業として、渡波界隈の瓦礫・泥撤去作業、女川町の避難所等での炊き出し、女川町への救援物資の配布、石巻市渡波での避難所介助 (仮設風呂の運営、ヘアカット、マッサージ)を中心に行ってきました。また、よりたくさんのボランティアを受け入れ、そのボランティアの方々が充実した活動ができるように、生活班を設置。朝食と昼食(お弁当)と夜食の調理、案内、送迎、洗濯、ビレッジの補修作業などを行い、健康管理や衛生管理にも気を配っています。
ボランティアが殺到したGWには、1日200人以上が滞在しました。たくさんのボランティアをいかに効率よく、安全に配置し、作業にあてるかが重要な課題で、毎日各班長たちでミーティングを行い、改善を計りました。その結果、廃棄物2,000トン、海水に浸かった畳約12,000枚を集積場に運ぶことが出来ました。この頃から、感染症を防ぐための消毒作業も始めています。
現在、6月を目前に、家の中の泥出し、ガレキ出しといった家屋内のニーズが減り、庭のゴミや道路のゴミなどの屋外でのニーズが増えてきました。衛生的にも、暑くなる夏までに終わらせないといけない状況です。今後の活動として、石巻市北上町の漁港で、9月のワカメ漁に向け、ガレキ撤去作業に携わることになりました。また、地元経済の活性化に向けて、居酒屋の営業再開サポート(泥出し、内装、食器洗浄等)、洋服店倉庫での津波の泥で汚れた洋服の洗濯補助など行っています。
被災地の復興には、まだ時間がかかります。7月以降でも効率的に片付け作業ができるよう、長期ボランティアの育成が必要です。また、復興支援としてダンプやショベルカーの運転手に地元の方を雇用したいと考えています。
ゴミ撤去に必要なトンパックや、消毒薬が不足しています。また、迅速な物資提供や、被災者支援のためにも、資金面のサポートも継続してお願いしています。